和食とお袋の味

お袋の味といえば、子供のころ、山から自生のきのこを採ってきて、母が味噌汁や煮付けてくれたのを思い出します。お袋の味というのは、やはり、小さいときに食べたものでしょう。

以前の勉強会で講師が、家族が三世帯の場合、食事は別々のほうがいいといっていました。その理由は献立が子供中心の洋食になるので、高齢者には高カロリーになりやすく、メタボリックシンドロームを惹き起こしやすくなるというものでした。でも、そうでしょうか。

メタボリックシンドロームを起こすようなメニューを小さいときから食べつけて、それがお袋の味になったとしたら、いつから和食好きになるというのでしょうか。高齢者になって肥満になったとき、小さいときに食べた、とんかつやカレーライスを思い出しながら、食べたいものを我慢する苦しいダイエットをしなければならなくなりませんか。
子供が煮物などの和食より、カレーやフライが好きというのは大人の勝手な先入観ではないかと思うことがあります。
今は子供でも肥満や糖尿病、高コレステロールに悩む時代です。和食は手間も時間もかかるけれど、もっと日本の味を食卓に並べ、「おかあさんの煮物 最高!」と言わせてみませんか?

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