神経疾患

自律神経失調症

自律神経失調症は、昼間に優位に働く「交感神経」と夜やリラックス時に優位に働く「副交感神経」の2つから成り立つ「自律神経」のバランスが崩れた場合に起こる症状の総称のことであります。
代表的な症状として、不眠症・うつ病・イライラ・慢性的な頭痛や肩こり・慢性疲労症候群・更年期障害などがあります。

不眠症

不眠症は、睡眠障害や入眠障害とも呼ばれますが、普通神経症の代表的な症状になります。
“夜、寝ようと思っても、なかなか眠れない”“今夜もまた眠れないのではないか”と、常に睡眠の不安やストレスにとらわれ、ますます体調を悪くしている状態だと言えます。
そして、この、“今夜もまた眠れないのではないか”と不安になるのが、予期不安と言われているものであり、神経症から来る不眠症の場合の、典型的な特徴になります。また、不眠症に悩んでいる人は、これと同時に、慢性的な頭痛や肩こり、慢性疲労症候群、更年期障害など自律神経失調症の症状も持っている場合が多いようです。

うつ病

うつ病を病気ではなく、気の持ちようだと思っている人もいますが、うつ病はれっきとした“病気”です。うつ病の症状は、心だけではなく体にもあらわれます。
うつ病の「心の症状」としては、ひどく落ち込む、何事にも興味を持てなくなる、集中できなくなる、といった憂うつな気分や意欲の低下した状態が毎日続くようになります。うつ病の「体の症状」としては、睡眠や食欲の異常、頭痛や胃痛、疲れやすい、といった症状が毎日続き、日常生活に支障を来すようになります。
うつ病の症状の程度は、軽度の落ち込みから自殺を考えるような重篤なものまであり、うつ病のときのつらい気持ちを言葉で表現するのはとても難しいのですが、うつ病にかかっている女性は、悲しくて苦しくて涙がこぼれ落ちそうになる直前に胸が強く締めつけられるようになる、そうした状態がずっと何日も、場合によっては何ヶ月も続いているようなものだと語ったことがあります。
うつ病は、以前は内因が関与している内因性うつ病と、心因が強く関与している心因性うつ病ないしは神経症性うつ病とに分けて考えられていましたが、現在はそうした原因がはっきりしないことや、内因性うつ病でも発症のきっかけとなる心因があることが多いことから、症状の形で分類されるようになりました。

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