米食が世界一の長寿を生んだ

日本人が「めしにしよう」といったら、それは「食事をしよう」ということなのは、日本人なら誰でも知っている。
外に食事に出かける時も、「めしに行こう」でわかってしまう。
それがたとえ、そばやうどん、ラーメン、あるいはスパゲッティでも、「めし」ですんでしまう。
めしは「飯」だから、決してうどんやスパゲッティのことではない。日本人にとって食事をするということは、古くから「めし」を食べることだった。
「食事すなわち米飯」というように、遺伝子レベルにまでインプットされるほど、日本人は古くから米を食べつづけてきたわけだが、この民族的な情報が、実は日本人の世界一の長寿に結びついている。
漢字で「米」と書くと、いまは米の粒のことだが、もともとはすべての穀物の粒のことを指しており、アワもヒエも、キビも、すべてを米といった。ところが、いつしか「米」の粒だけをいうようになってしまったのである。つまり日本人にとって米は、それほど大切な食物なのだ。

食文化史研究家の永山 久夫さんの書籍から抜粋引用させていただきました。30年程前、ラジオで食材を語られていた永山さんのお話を大変興味深く聞かせていただきました。

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