西洋薬は、今起こっている症状にあわせて処方されます。たとえば、頭痛がするなら痛み止め、下痢をしているなら下痢止め、咳が出るなら咳止めといった具合です。
それに対して、漢方薬は気の流れ、水の流れ、血の流れを考えて薬を決めます。体全体を見て、どこの臓器が異常になったなめにこのような症状になっているのかを考えます。
たとえば肩が凝るといってもその原因となるところが違えばお薬も違ってきます。このように漢方薬はいろいろな症状の原因のところに効かせて治すお薬です。また、『薬半分、養生半分』という言葉があります。今起こっている症状は何も無くて起こったものではありません。急性にしろ、慢性にしろ、毎日の行動の結果起こったことです。その行動が原因です。その原因をできるだけ変えることが大切です。それが養生です。養生を何もしないで薬を飲んでも片手落ちで薬も効果が発揮できません。極端な例ですが、下痢で下痢止めを飲んでいるのにアイスクリームをいっぱい食べて下痢が止まらないと言っている感じです。誰でもアイスクリームを止めることが当たり前と思うでしょう。
漢方薬は副作用が無く、効き目も穏やかで、何年も続けなければ効果がないとおもっている方がいらっしゃいます。これは誤りです。急性病の場合、早ければ1日で回復します。慢性病でも当薬局は2週
間ごとに症状をお聞きし、症状が変わればそれに合わせてお薬を変えます。早い方で1ヶ月、遅くても3ヶ月ぐらいには何らかの改善が見られます。お薬は『助け』ですから良くなれば徐々に止めていく
のです。漢方薬の処方は4千年の歴史があります。いまでもその処方が変わらず使われています。戦前まではそれでよかったのですが、戦後、ものすごいスピードで私たちの生活が変わりました。毎日の生活習慣や食べるもので体は作られます。生活が変われば体質も変わるのです。それで、今までの漢方の処方では当てはまらないことがたくさん出てきました。当薬局では現代の人に一番合うと思われる漢方の考え方のお薬を採用しています。






